スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

12月, 2024の投稿を表示しています

10年後の仕事を考える

はじめに 私の仕事では、多くの場合、プロジェクト単位で進めることが一般的です。新しいプロジェクトに取り組む際には、社内でレビューを実施し、リスクを洗い出して対策を講じたうえで承認を得て進行します。しかし、プロジェクトによってはリスクが高く、すべての問題を完全に潰しきることが難しい場合もあります。 つい先日、まさにそのような状況に直面し、いろいろと議論と策を講じてレビューを行いましたが、建設的な議論にならず、正直モチベーションが下がる時期がありました。プロジェクトの承認が得られず、次に進めないジレンマに陥っていたとき、ある上司からの言葉が私の心に深く響きました。 上司の言葉がもたらした気づき その上司は次のように言いました。 「レビューワー(Go判断をする人)は長くて1~2年の視点で見ている。それは安全に過ごしたいからだ。しかし、この仕事は5年先の仕事を拡大するきっかけになるものだ。だから、5年後の飯のタネだと言い切ればいい。」 この言葉は私にとって新鮮な視点をもたらしました。確かに、あと数年で退職を考えるような立場の人にとって、このプロジェクトには大きなメリットがないかもしれません。しかし、長期的に見ると、この仕事は5年、さらには10年後の新たな成長のチャンスを生み出す可能性を秘めているのです。 長期的視点と短期的行動のバランス この上司の言葉は私のモチベーションを再び高めてくれるきっかけとなりました。「5年後を見据える仕事」と「今年やるべきこと」をバランスよく捉え直す必要性を感じたのです。その上で、再度交渉の場に立つ覚悟を決めました。 私たちは目先の成果だけでなく、長期的な視点での価値を考えることが重要です。もちろん、現実には長期的なメリットを強調しても、すべてがスムーズに進むわけではありません。それでも、この視点があれば、目の前の困難を乗り越え、新しい未来を切り開く力になると信じています。 結び 仕事を進める中で、困難やリスクに直面することは避けられません。しかし、その困難を乗り越えた先には、長期的な成果が待っているかもしれないという視点を忘れてはいけないと思います。短期的な目標をしっかり達成しながら、5年後、10年後の未来に向けて行動していく。そのバランスを大切に、これからも仕事に取り組んでいきたいと思います。

サーバントリーダーシップ

 はじめに 近年、注目を集める「サーバントリーダーシップ」という考え方をご存じでしょうか?私自身も学ぶ機会があり、その魅力と重要性を感じました。この記事では、備忘録も兼ねて、サーバントリーダーシップについて整理してみたいと思います。 サーバントリーダーシップと従来型リーダーシップの違い サーバントリーダーシップの最大の特徴は、その組織構造のイメージにあります。一般的にリーダーシップといえば、ピラミッド型の組織を思い浮かべる人が多いでしょう。指示を出すトップと、それを実行する部下という明確な階層構造です。  一方、サーバントリーダーシップでは、組織図が逆ピラミッドの形をしています。一番上にくるのは、多数の現場スタッフやメンバーです。リーダーはその下から彼らを支え、主体的な行動を引き出します。ただし、誤解してはいけないのは「優しいだけのリーダー」を目指すわけではないという点です。部下の意見を無制限に取り入れてしまうと、方向性を見失ったり、無責任なリーダーになってしまう可能性があるからです。 現代における重要性  サーバントリーダーシップの考え方が注目される背景には、現代社会の複雑性があります。不安定な環境では、従来の支配型リーダーシップだけでは限界が見えてきました。少数のリーダーがすべての意思決定を行い、正しい選択をするのは難しい時代です。  さらに、心理的安全性の確保も欠かせません。サーバントリーダーは、失敗を恐れずに挑戦できる環境を作り出し、チーム全体の成長を促します。このような姿勢が、難しい課題に対して効果的な成果を生む鍵とされています。 サーバントリーダーシップの特性 サーバントリーダーシップを理解するうえで参考になるのが、次の3つのカテゴリと10の特性です。 1. ビジョナリー(視座の高さ)  概念化: 物事を大局的にとらえる能力  気づき: 自己と周囲の状況を的確に理解する力  先見力: 未来を見据えた判断を行うスキル 2. サーバントハート  傾聴: 相手の話をしっかりと受け止める姿勢  共感: 他者の気持ちを理解する力  癒し: 心理的なサポートを提供する能力  説得: 強制ではなく納得を促すコミュニケーション 3. 成長機会  執事役: 他者を支援し、目標達成を後押しする  人々の成長: チーム全体のスキルアップをサポート  コミュニティづくり...

なぜインクルーシブリーダーシップが必要なのか?

インクルーシブリーダシップを学ぶ機会があったため、内容を共有します。 インクルーシブリーダーシップが求められる背景には、以下のような社会的変化があります。 多様性の拡大 グローバル化や新しい働き方の普及により、多様な価値観や背景を持つ人々と協働する場面が増えています。 社会的期待の変化 企業におけるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進が、社会的責任や競争力の要素として注目されています。 イノベーションの必要性 異なる視点を取り入れることで、より革新的なアイデアを生み出す力が求められています。 人材の多様化 働き手の背景が多様化しているため、従来のリーダーシップでは通用しない場面が増えています。 心理的安全性の重要性 すべての人が安心して意見を述べられる環境を作ることが、組織の生産性向上につながります。 私自身の経験でも、自社内で転職者が増加し、複数の会社からメンバーを集めたプロジェクトが増えています。こうした状況では、従来のリーダーシップだけでは不十分であり、インクルーシブリーダーシップの重要性を感じています。 会社の取り組み状況 教育では、インクルーシブな環境づくりに向けた4つのSTEPが紹介されました。しかし、多くの企業がSTEP1やSTEP2で止まってしまう現状も課題とされています。 STEP1 : コンプライアンスと訴訟回避 STEP2 : 倫理的な観点 STEP3 : 企業としての利益を考えた取り組み STEP4 : イノベーションと創造性の推進 インクルーシブリーダーシップは、STEP4に進むための鍵となります。 インクルーシブリーダーになるための6つの資質 教育の中で、インクルーシブリーダーに必要な6つの資質が紹介されました。これらは、部下やチームメンバーを育てる発想で接することがポイントです。 コミットメント : 時間や手間を惜しまない 勇気 : 自分の至らない点を認め、摩擦を恐れない 偏見についての知識 : 自分の無意識のバイアスを理解する 好奇心 : 様々な意見を積極的に聞く 異文化の理解 : ステレオタイプを取り払う コラボレーション : チームで力を発揮する仕組みを作る リーダーが陥りやすい7つの落とし穴 さらに、リーダーが避けるべき「7つの落とし穴」も学びました。これらは自分自身にも当てはまるものがないか、定期的に見直し...